ふるさと納税って、まだお得なの?【2025年秋・最新事情】
ファイナンシャルプランナー試験を勉強すると「ふるさと納税」を学習します。
でも、実生活で、皆さんは「ふるさと納税」を利用しておりますか?
①2025年10月から仲介サイトのポイント付与が禁止になります。
それでも、まだお得なんでしょうか?
②また、仲介サイトを選ぶ注目点も変わるのでしょうか?
その視点をご紹介します。

ふるさと納税を利用すると、節税になるって本当?
ふるさと納税は「節税」ではなく「税金の使い道を選べる制度」です。
ただし、仕組みとしては所得税と住民税の控除が受けられるため、実質的に「お得」になるケースが多いです。
ふるさと納税とは?(ざっくり言うと)
「好きな自治体に寄附して、税金を使って、返礼品がもらえる」制度です。
こんな人におすすめです。
「税金を少しでも減らしたい(税金を返礼品と交換したい」
「地方自治体を応援したい」
「お得に特産品を楽しみたい」
🔁 仕組みを3ステップで解説!
① 自治体に寄附する
- 寄附先は全国どこでもOK(出身地じゃなくてもOK)
- 寄附額は自由(ただし控除上限あり。別途解説)
② 税金が控除される
- 所得税・住民税から寄附額−2,000円が控除される
- 実質負担は2,000円だけ
③ 返礼品が届く
- 地元の特産品(米・肉・果物・日用品など)がもらえる。
- 寄附額に応じて豪華になることもあります。
まとめ 控除の流れ(例:5万円寄付した場合)
- 自己負担額:2,000円
- 所得税控除:(50,000円 − 2,000円)× 所得税率(例:10% → 約4,800円)
- 住民税控除:
- 基本分:48,000円 × 10% = 約4,800円
- 特例分:48,000円 ×(90% − 所得税率)= 約38,400円
- 合計控除額:約48,000円(=寄付額 − 自己負担)
つまり、「2,000円の負担」で最大48,000円分の税金が控除され、さらに返礼品がもらえるという仕組みです。

言い換えると、
ふるさと納税は“税金の前払い+地域応援”で、特産品がついてくる仕組み。買い物じゃなくて“寄付”なんだって!
でも、美味しいものが届くって…
やっぱりお得だよね♪
補足 自分が購入した特産品
(寄附額が税金控除されるので贅沢品を選択!)
『純国産』熊本の味 コリコリ 赤身 馬刺し
なかなか食べられない馬刺し(馬肉の刺身)を注文しました。
付属の九州特有の甘い醤油と、生姜で頂きました。絶品でした!!!
馬肉って癖がありそうですが、これは癖もなく、本当に美味しかったです。
ちょっと贅沢ですが、ここでしか味わえない美味しさですよ。
お勧めです!
あとは、トイレットペーパーの良いよ。
贅沢品でないけれど、必ず消費される日用品もお得感あります。

実質2000円負担での特産品って魅力的だなー
でも、申請手続きが面倒そうだよなー
ワンストップ特例制度
(確定申告不要なサラリーマン向け)
手続きを簡単にする方法として、ワンストップ特性制度があります。
ワンストップ特例制度とは、ふるさと納税の控除を「確定申告なし」で受けられる便利な仕組みです。
特に会社員などの給与所得者にとって使いやすい制度です。
寄附先が年間5自治体以内であれば、申請書を提出するだけで住民税から控除されます。
詳細は、楽天ふるさと納税のWebサイトを参照してください。

じゃ、どこのサイトで、ふるさと納税の
特産品を買えばよいの?
ふるさと納税ポータルサイトの比較
2025年10月以降の制度改正を踏まえた「ふるさと納税ポータルサイト」の比較表です。ポイント還元が廃止されたことで、各サイトは「返礼品の魅力」「使いやすさ」「限定特典」などで差別化を図っています。
| サイト名 | メリット | デメリット | 総合評価 |
|---|---|---|---|
| 楽天ふるさと納税 | 楽天ID連携で手続き簡単。レビュー評価が参考になる。お気に入り管理が便利。 | ポイント還元終了で楽天経済圏以外の人には不満。キャンペーン多すぎ。 | ★★★★★ |
| ふるなび | 家電が豊富。Amazonギフト券還元あり。UIが使いやすい。 | UIがやや複雑。家電以外の品揃えが少ない。 | ★★★★☆ |
| さとふる | 返礼品の種類が豊富。検索機能が使いやすい。レビューが参考になる。 | 情報量が多く、UIがやや見づらい。 | ★★★★☆ |
| ふるさとチョイス | 取扱自治体数が最多。品揃えが豊富。寄付の使い道が明確。 | UIがやや使いづらい。レビューが少ない。 | ★★★★☆ |
| ANAのふるさと納税 | ANAマイルが貯まる。旅行関連の返礼品が豊富。 | 旅行関連以外の返礼品が少ない。 | ★★★☆☆ |
| ふるぽ・JTBふるさと納税 | JTB旅行券がもらえる。旅行関連の返礼品が豊富。 | 旅行関連以外の返礼品が少ない。 | ★★★☆☆ |
| JRE MALL | JRE POINTが貯まる。鉄道関連の返礼品が豊富。 | 鉄道関連以外の返礼品が少ない。 | ★★★☆☆ |
個人的には「楽天ふるさと納税」がおススメのようです。
🔍 制度改正ポイント(2025年10月以降)
- ポイント還元の禁止:総務省の方針により、寄附に対するポイント付与が全面廃止。
- サイト選びの基準が変化:「お得さ」よりも「使いやすさ」「返礼品の魅力」「限定性」が重視される傾向に。
- 寄附シミュレーターの重要性:控除上限額を把握するため、シミュレーター機能の有無が選定の鍵。
控除上限額(寄附額上限)の表
注意点。
年間5自治体以内にする条件に加えて、控除上限額があります。
以下の表を参考にして注意してください。
💡 FP的ポイント
- 控除額の合計は「寄附額 − 2,000円」が上限。
(超過すると、自己負担2,000円より増えてしまいます)。 - 所得税率が高い人ほど「所得税控除」が大きくなる。
- ワンストップ特例制度を使うと、控除はすべて住民税に集約される。
- 控除上限額の目安は「総所得金額 × 約30〜40%」が限度。
年収別・ふるさと納税控除上限額
(2025年版)
| 年収 (万円) |
控除上限額(円) | 実質負担額(2,000円)を除いた 控除対象額 |
|---|---|---|
| 300 | 約28,000 | 約26,000 |
| 400 | 約42,000 | 約40,000 |
| 500 | 約61,000 | 約59,000 |
| 600 | 約77,000 | 約75,000 |
| 700 | 約108,000 | 約106,000 |
| 800 | 約129,000 | 約127,000 |
| 900 | 約151,000 | 約149,000 |
| 1000 | 約176,000 | 約174,000 |
まとめ
ふるさと納税は、実質2,000円の負担で特産品がもらえる“お得な制度”です。
控除上限額までなら、寄付した分が翌年の税金から差し引かれるので、家計にもやさしいです!これは2025年10月以降も変わりません。
①ただし、2025年10月からはポイント付与が終了します。それががっかりの変更になります。でも、ポイントはなくなりますが、お得な制度という点は変わりません。
②ふるさと納税ポータルサイトの選ぶ基準が、「返礼品の魅力」の商品選びに変わりそうです。
また、以前の制度から変わらない注意点としては、
③控除上限を超えると自己負担が増えます。
④ワンストップ特例の申請期限(翌年1月10日)を忘れないことが重要です。

「応援したいまち」や「家計に役立つ品」で選べば、満足度がアップ!制度をうまく使って、心が豊かになれるといいですね♪
補足:知人からは生活防衛のため、お米を勧められました。物価高のなか、お米も人気があるようですね。

